「緑色のうんち」を初めて出したときは強烈な印象でした。
下痢状態のときにお尻から緑色の液体が出てきて便器が緑なのですから。うんちに血が混ざると黒くなることは知っていましたが、緑色になるのは初めてでお腹の中がおかしくなったのかと焦りました。
絶食なので緑の野菜が出てきたわけでもありません。他に緑色のものと言えば緑茶でしょうか?飲み物は水だけなのでそれも違います。
そんなこんなで悩んでいたのですが気がついたことがあります。
茶色っぽい緑と、緑が強い緑の違いが有るのです。
ということは、お腹の中でなにか緑のものが生成されて、そのあとにうんちの茶色と混ざったということなのでしょう。
なんだろ?
・・・
結論は
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腸液でした!
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腸液の色は緑なのです!
いや〜、勉強になりましたね。
腸液は緑?
なぜ腸液だと気がついたかというと、腹腔ドレーンをしたときに気がついたのです。
大腸を切除する手術をした後につなぎ目がしっかりとくっつかないために腸の液がお腹の中に溜まる事態が発生したのですが、そのときに気がついたのです。(記事はこちら→手術後に腸管がくっつかない吻合(ふんごう)不良が発生、治る過程は癒着(ゆちゃく)!)
お腹がパンパンに腫れて液をドレーンしていくのですが、その時の液体の色は血が混ざったような白のような黒のような液体でした(強烈な痛みだったのでおぼろげな記憶です)。
そして、お腹にドレーン管(液を排出するためのチューブ)を何本も刺して排出していきました。
その時の液体の色が「緑色」だったのです!
毎日毎日緑色の液体(正確には黄色の液体と緑色のグジュグジュしたもの)が排出されていきます。
「ああ、これだったのか、食事もしていないのにお尻からでていた緑色の液は」
と納得しました。
退院してからも緑色のうんち(液体)
緑色の液体がドレーン管から排出され続ける日々を1月ほど送った後に管は抜かれました。
これで緑色の液体ともおわかれ!と喜んだのですが、そう簡単にはお別れできないのでした。
退院後は大腸を亜切除(ほんの少しだけを残した切除)したので「うんちが固まる」は無くなりいつも水様便です。大腸がないので水分を吸収する仕組みがなくなったのでこれは致し方ないところで諦めるしかありません。
そして、緑色の便(液体)が再びでてきたのです。
ただし、いつもいつも出てくるわけではなく、1日の便の回数が10回以上になるほど多いときに緑色の液体が出てくるのです。大便は1日に通常で最低3−5回はで、その時は黄色や茶色です。
ひどい下痢?(いつも水様便なので表現が難しいですが)のような状態になると、小腸で消化されたあとの腸液が僅かに残っと大腸をスルーして流れ出てくる感じですね。
緑色の便が出てきたら、それ以上ひどくならないように食事を止めたり、家でゆっくり休んで整える方向に調整してます。
おわりに
緑色の便が出ても今は全く焦りません。でも、初めて出てきた時はすっごく驚いて焦りましたので、誰かの参考になればと思いこの記事を書きました。
伝えたいことは、「緑の便がでたら病院に直ぐに行くべき」ということです。
いや、「お腹が痛い状態が数日続くなら病院に行くべき」です。
私は、お腹が痛いけれど鎮痛剤だけ飲んで1ヶ月以上我慢しました。もし、早めに病院に行っていたら大腸は残っていたかも?と手術した時には後悔しましたからね。(今は慣れて後悔を感じることは有りませんのでご心配は不要ですw)。
最後まで読んでいただき有難うございました。あなたの腹痛(はらいた)が少しでも緩和されること祈っています。