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亡くなる時はポックリが理想だったが現実は・・・

2017年8月27日

死ぬ時は健康でポックリと逝きたい・・・

 

ポックリと逝くためにウォーキングで体の健康を調え食事に気を使ってきた。しかしながら、手術で縫合不全になったあとに視点が変わった。これまでで最大の痛み、幻覚を見るほどの痛みと眠れない苦しさを味わった。加えて周りの入院患者の苦しみを見ていて分かったことは?

 

 

ポックリと逝けないと病院で苦しまなければならない

 

1.5ヶ月絶食状態で入院し手術を受けました。手術後に縫合不全で追加で1.5ヶ月入院した時に見たことです。

長期入院の人たちの苦しみ

消化器外科は入院したら絶食になり手術をして、手術が終われば帰っていく。入院から退院まで一週間程度なので人の入れ替わりは激しい。しかしながら長期で入院している人もいたのです。

 

一日中痛みで呻きモルヒネで朝と昼や日付がわからなくなった人、

夜中に出血多量でトイレの前で倒れる人、

便の回数が多く食事もできず体重が30kgになった男性、

退院予定前日に腸が詰まってチューブを鼻から入れられて苦しんでいる人、

人工肛門の調子が悪く苦しんでいる人、

点滴に加えて尿と便を排出する管とお腹の液を出すチューブを付けている人、

 

長期で入院している人は、何かしらの退院できない問題が発生していて非常に苦しんでいる。同室の人がひどい状況になり集中治療室に運ばれて行き帰ってこない人もいた。きっと亡くなったのだろう。

 

手術が計画通り完了していたら気がつかなかった世界

対比として、手術が順調に完了して一週間で退院していく人の気楽な感覚も見た。

手術後2日で看護婦さんと笑いあい、食事を開始して、その3日後に計画通り退院していく。彼らは数%の確率で苦しい側になった人たちの気持ちを知ることのできなかった。

 

私も縫合不全が発生せずに手術前の計画通りに終われば気が付かなかった。酷い癒着がなく大腸が半分くらい残っていれば、長期入院の苦しみを知ることはなかっただろう。

 

ポックリとは簡単には逝けない

病院の機能は凄い。食事も排泄もできず、痛くても苦しくても、相当長い期間を病院で生きること、いや生かされることの現実を知った。ガンなどの患者であれば長ければ苦しく生きる期間は1年や2年にもなるだろう。

 

私は1.5ヶ月、毎日痛み止めをうってもらうタイミングだけを考えてベッドに転がっていた

痛みに耐え、チューブが山のように身体に刺されて、身体から出る液を見続た。飲むことも食べることも当然できず、病院のワンフロアだけで過ごした。

一番苦しくて怖かったことは、術後不良が酷くなり再手術や想像できないくらい酷い方向になるのかも?との恐怖に毎日怯ていたこと。

苦しくて仕方がなかった。

正直、途中で看護婦さんに「もういいんですけど」と愚痴を漏らしたことも在る。

ポックリと簡単に逝けない場合は、病院で長期間苦しんでからでないと死ぬことはないのだなと実感した。

 

 

長期入院時に人生を後悔する

ポックリと死ねないと実感したことは想像以上に嫌なこと。

子供の頃からの消化器官の弱さ、これまでの2回の大腸の手術の経験から今後も何回か入院して苦しむ可能性がある。食事が禁止される状態になって入院することは再び有るだろう。最終的に亡くなるときも長期入院して苦しんでからというのは想像がつく。

 

死ぬ直前に後悔を感じ、あれをやっておけば良かったと思うことが有るとはよく言われることだ。しかし、死ぬ前の長期入院の間は後悔に襲われ続けてもっと苦しんでいるはず

 

今すべきこと

いつ、再び病気が発生するかはわからない。死の前に病院で長期間苦しむことも理解できた。今すべきことは人生を後悔しないようにやりたいことをドンドンとやっていくこと。

 

病院で長期間を後悔で苛まれないように、人生を今以上に生きることに決めた。

やりたいことを後回しにせずにやっていくのだ!

 

おわりに

やりたいことを後回しにしないためには、やりたくないことをできる限り減らすことが重要です。

 

 

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